2015年7月4日と5日に北海道大学で第26回日本微量元素学会が開催されました。札幌は涼しくて快適でした。学会会場風景を撮影するのを忘れたので帰りに初めて利用したLCCの写真をアップしておきます。なお、発表演題は次の2つでした。
廣瀬侑太郎、細見亮太、吉田宗弘:亜セレン酸曝露によるシロイヌナズナの生育抑制と遺伝子発現量の変化
吉田宗弘、斉 悦、細見亮太、福永健治:低鉄飼料を投与したラットの臓器中マンガン濃度
5月30日に京都で開催された第32回日本微量栄養素学会学術集会に参加してきました。栄養化学・食品化学研究室あわせて5題の研究発表を行いました。また喜ばしいことに修士1年の廣瀬侑太郎君が優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます!
発表演題は次の通りです。
○廣瀬侑太郎, 崔 懿, 山川裕久, 細見亮太, 福永健治, 吉田宗弘:マグロ血合肉の低分子画分に含まれるセレンの栄養有効性
○宮内一匡, 須田理子, 細見亮太, 吉田宗弘, 福永健治:ラット臓器のリンおよびカルシウム濃度に及ぼすポリリン酸過剰摂取の影響
○戸田裕子, 佐藤達喜, 細見亮太, 春松 槙, 福田 卓, 松田芳和, 吉田宗弘, 福永健治:カキ肉廃棄物から抽出した脂質の摂取によるラットの肝臓中性脂質濃度低下効果
○高井彩帆, 細見亮太, 福永健治, 吉田宗弘:亜鉛の過不足によるカイワレダイコンの遺伝子発現量の変化
2015年5月3日から6日までの4日間、アメリカのオーランドにおいて開催された国際学会(106th AOCS Annual Meeting and Industry Showcases)に参加しました。オーランドはディズニーランドやユニバーサルスタジオなどのテーマパークが多く立地しているアメリカの観光都市になっております。
前年度に引き続き英語での口頭発表でしたが、英語の難しさ・大事さを痛感させられた結果となりました。他の研究発表において脂肪酸の生体内輸送に関する新たな情報を仕入れることが出来ました。
R. Hosomi, K. Miyauchi, K. Fukunaga, Y. Inoue, T. Nagao, M. Yoshida, and K. Takahashi.
Effect of Dietary Lysophospholipids Containing n-3PUFAs on Serum and Liver Lipids Contents in Rats.
3月20日、2014年度の卒業式が挙行され、栄養化学・食品化学研究室に配属されていた4年性も全員が無事に卒業しました。当日は天気も良く、暖かであり、穏やかな卒業式になりました。社会人になっても機会があれば研究室を訪問してください。
なお、関西大学理工学会の会報133号(卒業生号)の巻頭言に卒業生を送る言葉を述べております。偉そうなことを書いておりますがお読みいただければ幸いです。(青字の巻頭言をクリックすると読むことができます)
平成27年2月28日に米子市で開催された第三回低温・氷温研究会において、研究発表を行いました。氷温食品に関する数少ない研究発表の場であり、とても貴重な情報を得ることが出来ました。卒論・修士中間発表を終えて間もない日程でしたが、学生さんにとっては良い経験になったと思います。またおいしい海鮮丼もいただきました。
発表演題は次のとおりです。
○宮内一匡,難波江史恵,大塚錬,福間康文,細見亮太,吉田宗弘,福永健治:ナノ窒素海水ジェルアイス貯蔵のマアジ鮮度保持効果の評価
○戸田裕子,山本夏穂,大塚錬,福間康文,細見亮太,吉田宗弘,福永健治:氷温熟成処理が豚肉のタンパク質および核酸成分に及ぼす影響
○岡田舞子,黒木克翁,田村文男,細見亮太,吉田宗弘,福永健治:ナシ属植物の葉および枝の脂肪酸組成の季節変動
2015年2月19日に修士論文発表会、23日に栄養化学研究室の卒業研究発表会、24日に食品化学研究室の卒業研究発表会、同じく24日に修士中間報告発表会が開催されました。何とか無事(?)に終了しました。皆さんどうもご苦労様でした。
なお、各発表のタイトルは次のとおりです。
栄養化学研究室
– 卒業研究 –
岸本 眸 日本人足爪セレン濃度の研究
小森 恵子 低鉄状態のラットにおけるマンガンの臓器蓄積
重田 怜於奈 ランタンが飼料中リンの吸収に及ぼす影響:人工消化試験による評価
中島 恵美 昆布だしを用いた調理における食材へのヨウ素の移行
廣瀬 侑太郎 セレン曝露によるシロイヌナズナの生育阻害と遺伝子発現量の変化
藤森 みさき 高クロム含有食品の探索:産地と加工の影響
古川 ゆかり 高ヨウ素飼料の人工消化試験
宮井 貴子 過剰の銅を投与したラットの臓器中微量元素濃度
山口 久美子 牡蠣肉エキス投与によるラット肝臓脂質濃度の減少
佐々木 義人 昆虫と植物の脂肪酸組成の比較
康 真衣 植物の発芽に及ぼすセレン曝露の影響
– 修士中間報告 –
高井 彩帆 亜鉛の過不足によるカイワレダイコンの遺伝子発現量の変化
西村 直恭 醗酵黒大豆飲料投与によるラットの血清および肝臓脂質濃度の変化
– 修士論文 –
崔 懿 マグロ血合肉中のセレンの栄養有効性
斉 悦 マンガンの給源としての茶の意義:含有量と栄養有効性
野口 伸之助 亜鉛過剰ラットに対する酵母投与の影響
六釜 安祐実 昆布に含まれるヨウ素の栄養的評価
山川 裕久 クエン酸鉄大量投与によるラット臓器への鉄の蓄積
食品化学研究室
– 卒業研究 –
原田 真美 加熱したカビ胞子の損傷評価と特性
田丸 賢太郎 高脂肪餌料におけるヘモグロビン給餌がラット血清と肝臓脂質成分に及ぼす影響
瀬口 友理 高脂肪餌料における魚肉たんぱく質給餌がラット血清と肝臓脂質成分に及ぼす影響
田中 淳 菜種を酵素原とした機能性リン脂質の合成
前田 謙郎 部分加水分解リン脂質の給餌がラットの血清および肝臓脂質成分に及ぼす影響
小松 聖汰 部分加水分解リン脂質の給餌がラットの臓器脂肪酸組成に及ぼす影響
佐藤 達貴 かき肉残渣脂質抽出物投与によるットの血清および肝臓脂質成分に及ぼす影響
岡持 祥太 すり身中の重合リン酸塩がカルシウム可溶化に及ぼす影響
難波江 史恵 ナノ窒素海水ジェルアイス貯蔵のマアジ鮮度保持効果の影響
山本 夏穂 氷温熟成処理が豚肉の脂質および呈味成分に及ぼす影響
岡田 舞子 ナシ属植物の葉および枝の脂肪酸組成の季節変動
– 修士中間報告 –
戸田 裕子 魚肉たんぱく質がⅡ型糖尿病モデルマウスの脂質代謝に及ぼす影響
光井 萌 魚肉たんぱく質給餌によるラットの血糖値上昇抑制効果
宮内 一匡 部分加水分解リン脂質の給餌がラットの脂質代謝に及ぼす影響
– 修士論文 –
須田 理子 カルシウムの体内利用に及ぼすたんぱく質およびリン給餌の影響
大塚 錬 豚由来ヘモグロビンの給餌がラットの脂質代謝に及ぼす影響
1月の22日と23日に関西大学で開催されました第19回関西大学先端科学技術シンポジウムにおいて研究発表を行いました。学生がおこなったポスター発表では、企業の人からたくさん質問を受け、とても良い経験になったと思います。また教員は2件の口頭発表を行いました。
下記がその様子です。
○ 口頭発表
吉田宗弘, 細見亮太:金属曝露が植物スプラウトに与える影響と健康食材への応用
細見亮太, 福間康文, 吉田宗弘, 福永健治:氷温域を利用した食肉熟成過程での脂質性状の改善
○ ポスター発表
大塚 錬, 細見亮太, 福間康文, 吉田宗弘, 福永健治:氷温熟成が豚肉の脂質成分および性状に及ぼす影響
野口伸之助, 細見亮太, 福間康文, 吉田宗弘, 福永健治:ナノ窒素海水ジェルアイスを用いた魚介類貯蔵の有効性評価
光井 萌, 戸田裕子, 細見亮太, 吉田宗弘, 福永健治:水産物由来タンパク質の健康機能性