研究室の近況」カテゴリーアーカイブ

日本食品保蔵科学会 第74回大会

2025年6月28-29日に掲題の学会(東京農業大学 北海道オホーツクキャンパス)で口頭発表しました。発表の演題名は次のとおりです。

RNAシークエンス解析による氷温保存時での 収穫後ホウレンソウの呈味向上機構探索
川端柊・細見亮太・福永健治

第42回日本微量栄養素学会

6月21日に第42回日本微量栄養素学会が開催され、次の3つの演題を発表しました。

亜麻仁たんぱく質に脂質代謝改善効果はあるのか
吉田宗弘,李 瀅泓,細見亮太,福永健治

カキ肉エキスの給餌はマウスの遠位回腸における杯細胞数を増加させる
薗田峻輔,石田達也,松井博之,松田芳和,細見亮太,吉田宗弘,福永健治

ムラサキイガイ(Mytilus galloprovincialis)由来セラミド2−アミノエチルホ スホン酸の化学構造解析
大沼菜緒,杉本光輝 , 上坂彩乃 , 細見亮太, 福永健治

次年度の本学会の会頭は福永先生です。

福永教授が日本油化学会賞を受賞しました

受賞タイトル:水産油脂の栄養機能に関する研究

<授賞理由> 未利用水産資源に着目した本研究は、油化学の発展に新たな視点をもたらす重要な成果である。特に、高度不飽和脂肪酸およびそのグリセロリン脂質の有用性を解明し、がんや脂質代謝異常の改善効果を実証したことは、油化学の基礎研究のみならず、栄養機能の向上や産業応用の可能性を大きく広げるものである。その社会的意義は高く、ヒトの健康寿命延伸への貢献も期待される。 さらに、本研究は新規脂質の合成に加え、パイロットプラント規模での抽出・精製技術の確立に至り、経済性や持続可能な開発目標(SDGs)の視点からも、実用化へ向けた極めて広範な研究成果を示した。これらの成果は、油化学および油化学工業の発展に顕著な影響を与えるものであり、その卓越した貢献を高く評価し、ここに学会賞を授与することとした。

第40回氷温研究全国大会での発表

2024年11月21日に掲題の学会が米子コンベンションセンターで開催されました。M1の川端さんが以下のタイトルで発表を行いました。また学生さん3人には会場設営などのアルバイトを行ってもらいました。

川端 柊・細見亮太・福間康文・福永健治:氷温を利用した収穫後ホウレンソウの呈味成分濃度の向上効果


第36回 日本環境動物昆虫学会を開催

 第36回日本環境動物昆虫学会の学術集会を11月16日と17日に関西大学千里山キャンパスにおいて、吉田宗弘名誉教授が大会長(実行委員会委員長)となって開催しました。研究室からの発表はありませんでしたが、福永健治教授が実行委員、大学院生4名がアルバイトとして協力しました。2日目の午後には市民公開シンポジウム開催し、多数の方に参加いただきました。

第33回日本健康医学会

11月9日(土曜日)に東京農大で第33回日本健康医学会総会が開催され、共同研究先が口演されたものを含めて以下の発表がありました。
岩見結衣、細見亮太、吉田宗弘、前多隼人、西村庄司、福永健治:チャノキ(Camellia sinensis)の花抽出物のチロシナーゼ活性阻害効果
小川大輝、細見亮太、入谷隼多、和田竜哉、吉田宗弘、福永健治:サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン-非変性Ⅱ型コラーゲン複合体の摂取がマウスの腸内環境に及ぼす影響
薗田峻輔、細見亮太、岩田いづみ、高橋大海、角谷直樹、黒木克翁、福永健治:マアジ(Trachurus japonicus)加工副次産物およびその加水分解物の給餌によるマウスの血清脂質濃度低下効果
高田夏佳、吉田宗弘、細見亮太、福永健治:かまぼこの足がペプシン消化性に及ぼす影響
梅村享司、三宅眞理、細見亮太、村上由希、久保田眞由美、宮内拓史、志賀義人、工藤和幸、木村穣、西山利正:スーパーマーケットで実施する食と運動を組み合わせたフレイル予防プログラムが女性高齢者の主観的健康感および食物選択に及ぼす影響

岩見さんの発表に対して優秀発表賞に相当する湖歩賞が授与されました。おめでとうございます。


日本アミノ酸学会第18回学術大会

2024年9月13-14日に掲題の学会が理化学研究所(和光地区)で開催されました。M2村上さんが以下のタイトルで発表を行いました。

村上大和、村上由希、田中元稀、木村貴博、細見亮太、吉田宗弘、福永健治.スケトウダラ由来タンパク質の給餌による老化促進モデルマウスの短期記憶維持効果に及ぼす腸内環境の関与評価

第62回日本油化学会年会

2024年9月3日から5日まで掲題の学会が山形大学で開催されました。M1上坂さん、本研究室修了生で現東洋大学の杉本先生が以下のタイトルで発表を行いました。

上坂彩乃,杉本光輝,細見亮太,永尾寿浩,吉田宗弘,福永健治.大豆由来リゾホスファチジルコリンの脂肪酸結合位置の相違がマウスの腸内環境に及ぼす影響

杉本光輝*、西村三恵、伊藤直仁、細見亮太、福永健治、西平順.ホタテガイ内臓由来油脂の摂取が血清脂質組成に及ぼす影響―プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験―
*ヤングフェロー賞_受賞

また、細見が受賞講演をオンライン行いました。
細見亮太:水産油脂の食品機能および未利用水産資源の有効利用に関する研究